17年ぶりに元メンバーと再結成し、活動を開始したオルタナティヴ・ロックバンド『ナンバーガール』(通称:ナンバガ)は、「彼らが今の音楽を創った」と言われる程、音楽界に影響を与えたバンドとして名高く、突然の解散からまさかの再結成に注目を集めています。

「97の世代」と言われる邦楽ロックが大ブームの時代に、歴史を刻んだナンバーガールが再結成に至るまでのエピソードや、影響を与えたバンドやミュージシャン、そして彼らが影響を受けたバンドをまとめました。








目次
ナンバーガール再結成に至るエピソード
1995年に福岡で結成されたロックバンド・ナンバーガールは、人気絶頂の2002年に突然の解散宣言。その後、17年の歳月が流れ、再結成はないとされていたにもかかわらず、再び突如として同じメンバーで再結成されました。

再結成は、2018年の初夏に向井さんが突然「やりたい」と元メンバーを誘ったのがきっかけとされていますが、向井さんが「やりたい」と思ったのには理由がありました。
向井が「やりたい」と思った理由
以前からイベンターやレーベルの方に「やってくれないか」と言われていたそうなんですが、向井さんの中では「ないな」と思っていて、またナンバガをやる事はイメージ出来なかったそうです。

解散後はメンバーそれぞれ別の音楽活動をしていて、向井さんもソロ活動や新しくバンドを結成したりとライブ活動も精力的に行っていたのですが、ナンバガを知らないはずの若いバンドと対バンした時、「ナンバーガール聴いてます!」と言われたことがきっかけで、改めてナンバガのライブ映像を見返したと言います。

そこには、4人の個性が剥き出しになり、一体化され、輝きを放っていたバンド・ナンバーガールがいて、「もし今集まったらどういう風になるのか?」と言う思いが沸き上がったそうです。
そう考えると、年齢の事も考えて「今のうちにやっておかないと」と再結成に向けて行動を起こした、という訳です。
ナンバーガールが影響を与えたバンド&ミュージシャン3選
唯一無二の音楽性やサウンドは、次代のバンドにも多大なる影響を与えており、現在の邦楽ロックシーンにおいては、その影響を受けていないものを探すほうが難しいだろう。
引用元:Get Navi web
そんなナンバガは、このように音楽のプロフェッショナルが認める影響力の強さがあり、それだけに、影響を受けたであろうバンドは数知れず。
今回は、その中でも有名どころを3グループご紹介しますね。
ASIAN KUNG-FU GENERATION
1996年結成のロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」は、ナンバガに最も影響を受けていることで有名なバンドです。
初期に作られた『N.G.S』という曲のタイトルは〝ナンバー(N)ガール(G)・シンドローム(S)〟という意味だそうです。
凛として時雨
2002年から「ポスト・ナンバーガール」として活動を開始したスリーピースロックバンド『凛として時雨』も、ナンバガの影響を受け、奇想天外な展開や演奏の緊張感など、ナンバガを彷彿させるスタイルの曲が多いとされています。
星野 源
ポップの天才と言われている星野源さんも、ナンバガに影響を受けたアーティストの一人で、2012年には向井さんと二人ライブを実現しています。

そのライブは、向井さんからのオファーで実現したことのようですが、ライブ中に星野さんはナンバガの代表曲「透明少女」をカバーし、あまりの反響にそれ以降、星野さんの定番曲となっているそうです。
星野源の透明少女もいいなぁ。ナンバーガール本家とは違う良さがある。本家は圧倒的にもう格好良すぎて。。#星野源#透明少女#ナンバーガール
— 毎食スルメ (@maishoku_surume) February 16, 2019
ナンバーガールが影響を受けたアーティスト
そんなナンバーガールが影響を受けたアーティストとして挙げているのは、アメリカの初期オルタナティヴ・ロックシーンで活躍したロックバンド・ピクシーズ (Pixies) 。

乾いた轟音ギターにボーカルの絶叫シャウトは、そこからの影響かもしれません。
また、イギリスのバンド「Ride」や「Pale Saints」もリスペクトしているようで、ボーカルの「声が小さい」のは、その影響からだとか。
まとめ
以上、ナンバーガール再結成のエピソード、彼らが影響を与えた&受けたバンド・ミュージシャンまとめでした。